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ライブで初めて泣いた

2022/02/08に行ったヨルシカのライブについての記録

はじめに

2022/02/08 に日本武道館へヨルシカのライブを見に行った。 本当に忘れたくないくらい最高な夜で、あの感動を残しておきたいと思ったのでここに書き留めておこうと思う。

あとは落ちるだけ

席がなんと最前列だった。あの武道館の最前列って倍率何倍なのだろうか。 前日に席が発表されたのだが、一緒に行く親友から「席...え...?」みたいな LINE が来ていて私も「え...?」と思い見たらアリーナ最前列だった! もう運を使い果たしたし、なんならこの先の私の人生、あとは下降するだけだなと思ったので嬉しいような悲しいような複雑な気持ちだった。 私の人生もこれで終わりかと思い、職場の人にも「明日でお別れです」という謎 Slack を送っておいた。

当日のライブ前

仕事を 17 時半くらいに終え、徒歩 30 分くらいかけて武道館の近くのセブンイレブンに行き、友人の分も一緒にホットドッグを買った。あと私の分で、何回かリピートしているかりんとう饅頭も買った。 店を出てからは、沢山いる若者たちの後に続いて武道館へ向かった。みんなソワソワしていて、私もソワソワし出し始めた。

武道館周りの庭の入口にたどり着いてからは、列になって武道館本体の入口へと進む。途中でフォトスポットが見えてきてその近くで沢山の人が並んでいた。 友人が写真を撮りたいと言っていたが時刻は 18 時を過ぎており、まだその友達も着いていなかったので厳しそうだ。開演は 19 時である。

武道館に入る前に横断歩道があってその付近のパイプに腰かけてホットドッグを食べた。セブンイレブンのホットドッグは安いし美味しいしで結構お気に入りである。かりんとう饅頭も食べた。 食べ終わって少しした頃、友人も会場についたようだ。視界のそばから友人が見えて隣で私が渡したホットドッグを食べ、準備は万端だ。

私たちは後書きというファンクラブに入っているので、会員限定のピックをもらいに行く。並んでいたので列の最後尾に回り、順番が来るまで友人と「席が近いの本当か分からないから期待しない方がいいこと」とかを話した。 私たちは 2 人とも現実主義である。ピックはべっこう柄のものだった。可愛い。

いよいよ 19 時が迫ってきたのでトイレを済ませ、ワクワクしながらアリーナの看板がある自分たちの席へ向かっていく。 会場のいたるところにあったポスターの写真を撮った。

いざ開演

自分たちのチケットをスタッフに見せて、席の番号の場所を探しながらたどり着いた先は、やっぱり最前列だった!開演まで 10 分を切っており、ワクワクが止まらなかった。

友人と少し談笑しているうちに辺りが暗くなった。いよいよ始まる。 シーンとする会場に n-buna さんの声が響く。いつもの朗読が始まった。今日はどんな話をするのだろうかと、ワクワクしながら耳を傾ける。 でも仕事終わりだからか、最近あまり本を読んでいなかったからだろうか、いつもよりちょっと頭に入らない。男の人と女の人の話のようだ。

映像も素晴らしかった。実写だったり、男女の話では絵が映し出されていたり、綺麗だった。 朗読の途中でサポートメンバーが入ってくる。いよいよ歌が始まりそうだ。

前世ライブの舞台を最前列から見た景色

最初のポカーン

suis さんも登場し、一曲目が演奏される。「負け犬にアンコールはいらない」だ。 この曲は好き。刺々してる感じがいい。ヨルシカの曲は大体が中二病みたいな曲で刺々しているのだけど。

あとはやっぱり1列目だとちゃんと顔が見えた。最初は顔が見えることに驚いて、今まで私が想像していたヨルシカのシルエットと現実とが乖離していてあまり曲が頭に入ってこなかった。 ちゃんと人間が歌ってたり曲も作ってたり、ギターも弾いてたんだとポカーンとしながら色々考えてたらあっという間に 1 曲目が終わってしまった。このポカーンはあと 3 曲ぐらい続く。

印象に残った曲たち

このままいくと膨大な量の記事になってしまいそうなので、印象に残った曲たちを書いていく。

靴の花火

この曲も好き。しっとり系も好き。イントロが好き。最初イントロ流れた瞬間、この曲歌うんだ!と感動した。聴けると思っていなかったので嬉しかった。 ヨルシカの「夏草が邪魔をする」アルバムに入っている曲たちは割とどれも好きで、しかもこの昔の曲たちのギターはソロとか割と目立ちがちなギターが多くて好きである。

そういえば suis さんの髪色は水色でボブの伸びかけくらいの長さだった。服は赤ずきんちゃんの服みたいな赤色で、髪色とコントラストが激し目だった。 2021 年にあった前世オンラインライブでは suis さんの髪の毛は腰くらいまでありそうなロングで、ふわふわ巻かれていて好きだった。 私が想像している suis さん像に近くていいな~と思っていたので、もう一回くらいライブで髪の長い suis さん見てみたいなという気持ちである。

ブレーメン!!

会場の人、みんなこの曲が一番良かったって思ってそう。それくらいめちゃくちゃ良かった! なんといっても suis さん、n-buna さん、キタニとかみんなが本当に楽しそうで、こっちも楽しくなっちゃって。

しかもこの曲自体が単調で軽快なリズムで思わず体を揺らしたくなる曲だから、私も頭を揺らしてリズムをとっていた。 本当は踊りたいくらいだったけど!今後のライブでもこの曲は盛り上がる曲になりだろうなという感じがした。 本当に本当に楽しかった。みんなが楽しそうで、私も楽しくて、幸せだなあと思ったら涙が出てきた。本当に本当にこの瞬間が幸せすぎて終わらないで欲しかったし、でも終わっちゃうんだと思ったら悲しくて、でもでもやっぱり幸せだなーみたいな気持ちだった。この後の雨とカプチーノへの曲の繋ぎも良かったなあ。

チノカテ

この曲は今まで発表されている文学物シリーズの中で一番くらいに好きな曲で、これも聴けて嬉しかった。この前受注販売していたキャンバスもチノカテにした。 今までの良いことも悪いことも含めた人生を全部包み込んでくれる温かい曲だなと思う。 花の表現のところも分かるなあと思う。これまで大事にしてきたものがいつの間にかどうでもいいものになっていたりして、でもそれもただの過程で、こんなこともあったなあくらいのノリで、過ぎていったものは置いて行って。 この曲を聴くと今までの自分を許容してくれる気がする。

そんな思い入れがある曲なので、泣きながら聴いていた。映像も、夕焼けのオレンジの光が指す部屋が映っていたりカレンダーだったり、生活があって綺麗だった。 本当に聴けて良かったと思う。

冬眠

ヨルシカは夏のイメージが強いけど(n-buna さんは夏が好きということを言っているから?)、この曲は「冬」がついているから珍しい気がする。でも冬の曲かはわからない。 歌の時間と同じくらい間奏が長い気がする。 歌詞がとても好き。

n-buna さんの事後コラム

ライブ終わりの帰り道、ローソンでヨルシカとコラボしていたカフェモカ?のドリンクを買った。それに書いてある QR コードを読み込んで新曲の「都落ち」を聴いた。

n-buna さんが今回のライブである「前世」のコラムを更新していた。「前世」というテーマについてのことや、ギターのレリック加工のこと、いつか私たちがヨルシカを聴かなくなってしまうことなどが書かれていた。 確かに、私は 30 歳とかになったらヨルシカを聴いていないかも知れないけど、この前世というライブが最高の夜だったことは一生忘れないと思う。なぜなら忘れないようにここに記してあるのだから!

ヨルシカの前世ライブ会場にて貼ってあったポスター

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